【奥高尾】小仏~陣馬山縦走で巡る春の里山スナップ【新緑】

DIARY

GW後半、混雑を避けて奥高尾を歩いてきました。
本記事はあくまで個人的な備忘録、記録です。これといった有意義な情報や写真はございません。何卒ご了承ください。

本格的なコロナ明けのGW

2024年のGW、皆さまはどのように過ごされましたか?
2020年3月に某コロナ蔓延防止による措置が講じられてから4年余り、今年の大型連休ではようやくその措置も完全解除され、通常に戻って迎えることになりました。もちろん世間ではインバウンド(しかも円安効果もあり)も含めてGWはどこへ行っても人、人、人になるであろうと予想されていました。

コロナ以前には毎年GWまたはその前後で頻繁に残雪の立山エリアを訪れて北アルプスのシーズン始めとしていましたが、混みあうのを極端に拒む私には今年は到底足を踏み入れる気になれませんでした。
『残雪の立山連峰に抱かれて』冬毛の雷鳥と劔岳モルゲンロート(2021年4月)

それに今はどちらかというと北アルプスに代表される “絶景” や “雄大” なイメージングの写真よりも、派手さの無い里山や低山の慎ましくも牧歌的な自然美、身近にある森の美しさを撮影したい気持ちが強いということもありました。

ということでGWの撮影山行は遠出せず、ここのところ積極的に撮影している里山で光と戯れようと計画していました。ちょうど天気も良く気温も上がり始め、春から初夏になろうかと言えるくらいの陽気のGW後半、私自身まだ1回しか登ったことが無かった奥高尾の陣馬山へ行ってみようと電車でJR高尾駅に向かいました。

高尾エリアは前回が2週連続山行となった2024年3月の早春の時期だったので、それから2ヶ月弱でどれくらい季節が進んだのか、とても楽しみにしていました。

森スナップで愛でる早春の奥高尾(景信山、小仏城山ほか)

当初の山行計画と実際

実はJR高尾駅に到着した時点での山行計画としては、

小仏~景信~堂所~陣馬~堂所~小下沢
というかなり歩きごたえのある半周回コースを想定していました。
このコースであれば奥高尾の魅力をあらゆる角度から楽しめると思っての当初の計画でした。奥高尾の植生や新緑の美しさ、山頂からの展望、涼し気な沢筋の景観などは撮影していても「きりがない…」と思えるほどの被写体に溢れています。

実際に歩いてみると案の定、撮影が楽しくて夢中になり肝心の歩きのほうが極端に遅れる私にはこの山行計画はやはり無理があり、小仏から景信山に向かう道中で周回コースではなく陣馬山を最終的なピークとする縦走コースへと切り替えました。

小仏~景信~陣馬~陣馬高原下
このように当日に柔軟にコース変更も出来るのも高尾エリアの魅力でもあります。

今回のログ(YAMAPから転載)

山行ログを振り返ってみると総距離10kmを越えているとはいえ、アップダウンが大きなコースではないので比較的楽なコースという印象を持ちました。危険箇所はなく、ファミリー登山や登山初心者を連れての山歩きにも適したコースと言えるでしょう。

小仏バス停~景信山

JR高尾駅から出るこの日の朝一の小仏行きのバスは、さすがにGW期間中ということで臨時便が出て2台体制。印象的には隣のバス停である陣馬高原下行きのほうがバス待ちの登山客が多い印象でした。
小仏行き時刻表|京王バス(きっぷICともに運賃280円 / 所要約21分)
私は小仏バス停から小仏峠経由で景信山を目指しましたが、この歩きなれたコースであってもやはり季節が少し違うだけで目にする緑が実に新鮮で、撮影していても全く飽きませんでした。

景信山まではGW真っ只中とは思えないくらいに実に静かな山行で、のんびりと緑のシャワーを浴びながら全く汗をかかないくらい本当にゆっくりゆっくりと歩を進めて、木漏れ日を探しながらスナップ撮影を存分に楽しみました。

景信山頂は賑わってはいましたが、まだ朝早いこともあって休憩するにはまったく困らないくらいでした。山頂付近からは清々しいこの日、空気の透明度も良く遠く富士山がきれいに眺められました。私は高尾エリアは春に歩くことが多く、春霞や黄砂などの影響でこれほどきれいに富士山を眺められたことが無かったので、この日登って正解だったなと、ほくそ笑みました。

休憩ではもはやこのエリアを登る目的とも言える三角点かげ信小屋の “なめこうどん” を食し、その後の縦走への活力としました。

富士山遠望

三角点かげ信茶屋

景信山からはいったん下って堂所山方面を目指します。

景信山~明王峠

景信山から北に延びる尾根筋の登山道は “首都圏自然歩道” と名付けられている通り、とても歩きやすく整備されており、心地の良い野鳥のさえずりを聞きながら実にのんびりと歩けるコース。陣馬山方面へ向かうよりやってくるハイカーの方が多い印象で、さすがに大型連休の好天の奥高尾という感じで、いよいよ賑わってきました。

先述のとおり危険箇所はないコースではありますが、ひとつ気を付けなければならないのはトレランの方々がとても多いので歩く際は接触事故には注意が必要です。もちろん基本的にはトレランの方々はハイカーのそばを通るときは歩くようにされていますが、中には背後からそのまま走って追い抜く方も見られるので、思わぬ接触にも気を付けながら歩く必要があります。

キンランがお淑やかに

結局、堂所山のピークは踏まずに巻道で明王峠に到達。
ここは富士山のビューポイントとして有名で、休憩適地なのでここで小休止。後半戦に向けて水分と糖分をチャージして備えました。

明王峠~陣馬山~陣馬高原下バス停

明王峠を過ぎるといよいよ陣馬方面からやって来るハイカーがかなり多くなってきました。いったいあの山頂はどのくらい賑わっているのか、ここでようやくGWの波に飲み込まれる印象を抱きつつ歩きました。

さすがにこれほど賑わってくる登山道だとゆっくりとマイペースでスナップ撮影とはいかなくて、どちらかというと山頂に向けてガシガシ歩く感じで歩を進めました。それでも頭上できれいに囀っている野鳥を探したり、登山道に差し込む何気ない木漏れ日を探してレンズを向けたり、を繰り返しながら山頂を目指しました。

陣馬山、端午の節句

陣馬山山頂にはお昼過ぎに到達。
やはり山頂は大盛況で有名な馬のモニュメントや山頂標の前で写真を撮るハイカーたちや、清水茶屋信玄茶屋の2軒の山小屋も登山客で大賑わいでした。(富士見茶屋は閉鎖?していました)
実はここ清水茶屋の “陣馬そば” が食べたくて陣馬山まで来ましたが、あまりの人の多さに面食らってしまって残念ながら今回はパス。日差しがきつくて暑かったので私は東屋で日差しを避けて休憩。かるく糖分補給と持参したおにぎり、水分補給だけにして下山に備えました。

下山は初めて和田峠経由で舗装路をのんびり歩きましたが、コース取りを失敗したことに気づきました。無難に登山道(新ハイキングコース?)を下山すればよかったのですが、和田峠経由の舗装路は車やらバイク、自転車の往来が激しくて道幅もかなり狭くて歩くにはかなり気を使いました。

陣馬高原下バス停には14時過ぎに着きました。
少し日陰で待っているとやがて臨時便のバス(急行)がやって来て35分ほど乗車したのち、JR高尾駅には15時過ぎに帰ってきました。
JR高尾駅北口行き時刻表|西東京バス(きっぷICともに運賃640円 / 急行所要約35分)

振り返って

今回は天気もよく、尾根筋や山頂はとくに風が心地よく感じられ、奥高尾をのんびりと歩けて充実した山歩きが出来ました。3月に歩いた時よりもまるで膨れ上がるような自然が放つ生命力を肌で感じることが出来ましたし、それは間違いなく緑の深さにも現れていました。

今までのようにいろいろなところへ出かけて行って、都度様々な山を登る登山スタイルももちろん良いのですが、今回のように定点的に同じ山に出かけることで季節の移ろいというものを体全体で感じることが出来るように思います。よくよく考えてみると今まで私にはそのような山行スタイルが無かったので、今後は年間を通して定点的に歩く山や山域というものを決めて、季節の移ろいが生み出す自然のふくよかな魅力というものを発見できたらと思っています。

 

今回の記事は以上になります。
個人的な備忘録としての記事ですが最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。