国営武蔵丘陵森林公園にて早春の花巡り

DIARY

暖冬とは言えまだまだ寒い日もある2020年2月。
早春の花々を愛でに埼玉県の国営武蔵丘陵森林公園へ。

この時期は桜や桃の花に先駆けて梅が咲き始めるころ。
関東では2月には各所で色とりどりの梅が咲き誇ります。
関東の梅の名所はとても多いのですが私はそれほど多くの名所へ足を運ぶほうではないので、いっぺんに多くの花々を愛でることができる国営武蔵丘陵森林公園へたびたび足が向かいます。

色とりどりの梅が咲き誇る

国営武蔵丘陵森林公園

広大な敷地には梅をはじめとして多くの季節の花々が咲き、山野草探索や探鳥のほか、サイクリングやジョギングなど身体を動かしに多くの人々も訪れるいわゆる『市民の憩いの場所』のような公園。
とにかく規模が大きく、公園をのんびり1周しようものなら1日かかってしまうくらいです。なので私はいつも目的のエリアだけに絞って歩きます。

国営武蔵丘陵森林公園利用概要
・アクセス(車) 関越自動車道「東松山」I.C.から熊谷方面へ約10分
・アクセス(公共機関) 東武東上線「森林公園」駅もしくは、JR高崎線および秩父鉄道「熊谷」駅から森林公園行きのバスまたはタクシーなど
・開園時間 9:30~17:00(16:30、16:00 季節により変動)
・休園日 年末年始、1月第3、第4月曜日
・入園料金 大人450円、シルバー210円、中学生以下は無料(その他団体割引や年間パスポート、身体障がい者無料などあり)
・駐車料金 普通車650円、大型車1,650円、二輪車250円
・レンタサイクルや園内循環バスあり
・そのほか詳しい情報は公式HP参照
私はこの公園へは車で行くのですが、駐車場に関しては公園の入り口の手前に民間のもっと安い駐車場もあります。
駐車料金と入園料で1,100円も掛かってしまうのですが、この広大な素晴らしい公園を維持管理するにはそれ相応の費用も掛かるでしょうから、私はいつも公園の駐車場を利用するようにしています。そしてできるだけ飲料や食事も持ち込まずにあえて公園の施設のものを利用するようにしています。
これからもこの素晴らしい環境が維持されることを願っています。

梅林(花木園)

南口から公園に入ってまずは梅林へ。
梅林へ向かう途中、松の木を見上げると小さな野鳥キクイタダキを見ることができました。
残念ながら写真に収めることができるほど表に出てきてはくれませんでしたが、細い枝の間から小さな体を時折ホバリングさせながら飛び回っていました。
キクイタダキは『松むしり』や『松くぐり』とも言われ、針葉樹である松の木を好むようです。

梅林では早咲き品種を中心に色とりどりの梅が咲き誇っていて、ちょうど見ごろを迎えていました。
この日は残念ながら天気のほうは『花曇り』でしたが多くの方が梅の鑑賞に来られていました。

辺り一面に梅の香りが広がる

梅園には約120品種、500本もの梅やマンサク類、そしてその足元にはフクジュソウやスイセンも咲いていて、鑑賞者を楽しませてくれます。

春色に包まれる梅園

野草コース

私がこの公園で一番楽しみにしているエリアがこの野草コース。
季節ごとに様々な山野草を見ることができる散策エリアです。
さすがに真冬はなにも見どころがないエリアですが、2月ともなると少しずつ花も咲き始めます。

先陣を切って咲きだすのは『セツブンソウ』。

寒さにめげず健気に咲き出すセツブンソウ

まだまだ寒い日も多いこの時期、花にとっても厳しい季節のはずなのですが、その寒さにもめげずに咲き始める健気さは本当に愛おしいものです。
時には咲いた後に再び雪に埋もれてしまうこともあります。

『春の妖精(スプリング・エフェメラル)』とも呼ばれるセツブンソウやフクジュソウは早春の代表的な山野草。

スプリング・エフェメラル
春先に花をつけ、夏まで葉をつけると、あとは地下で過ごす一連の草花の総称。春のはかないもの、春の短い命の意。セツブンソウやフクジュソウのほか、カタクリやニリンソウなど。
そんな健気なセツブンソウやフクジュソウを愛でると、暖かな緑の季節がすぐそこまで来ていると実感します。

セツブンソウとともに早春を告げるフクジュソウ

さらに野草コース入り口にはオオミスミソウ(雪割草)が数株咲いていました。
雪割草といっても高山植物のサクラソウ科の『ユキワリソウ』とは別の、キンポウゲ科ミスミソウ属の数種を総称する園芸名である『雪割草』のこと。

可愛らしい色付きのオオミスミソウ(雪割草)

野草コースの入り口にはエリアごとの開花情報も掲示されているのでコースに入る前に参考にされるとよいです。
また森林公園の公式HPにも花の開花情報が掲載されるのでそちらも併せてお出かけしてみてはいかがでしょうか?

森林公園の野鳥たち

季節ごとに咲き誇る山野草とともに森林公園では野鳥も多く観察できます。冒頭でも書きましたが梅林へ向かう松の木にはキクイタダキが観察できました。
この日はその他にいつものエナガやシジュウカラ、ヤマガラ、メジロ。そして冬鳥のジョウビタキやツグミも見られましたし、コゲラやアカゲラなどのキツツキたちも観察できました。

エナガ
アカゲラ

 

そして残念ながらこの日は見ることができませんでしたが、この公園ではアオゲラも頻繁に観察することもできます。
早春は咲き出す山野草とともに、葉が落ちた森林では野鳥も見つけやすい時期ですのでバードウォッチングにも最適な時期と言えます。