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Shades Of Heart

Voyages for eternity, in search of "Transcendence of Nature"

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New Post ! YouTube 『山と写真のdialogos #3』(2024年の山と写真を振り返る)
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  • タグ : 秋

秋

PHOTO TOUR

『紅を紡ぐとき』晩秋の黒部源流、北アルプス最後の秘境雲ノ平(前編)

2022年11月19日

2022年10月 新穂高~双六岳~黒部源流~雲ノ平~祖父岳~黒部源流~新穂高 北アルプス黒部源流の晩秋。 賑やかな夏山から一転、閑散とした静かな山を求めて冬支度をする山々を歩く4日間。たおやかな稜線美、金色の紅葉、満天の…

PHOTO TOUR

『劔岳讃歌』初秋の北アルプス奥剱の秘境、池ノ平 (前編)

2022年10月8日

2022年9月 室堂~剱沢野営場~真砂沢~池ノ平 いよいよ山肌が金色に輝く秋へと突入する北アルプス連峰。紅葉が始まった峰々に会いに、奥剱の秘境『池ノ平』へテント泊山行。立山エリアの絶景、美しい星空、圧巻の岩壁や氷河、そし…

PHOTO TOUR

『一ノ倉沢』晩秋の散策

2021年7月4日

2020年11月 谷川岳ロープウェイベースプラザ~一ノ倉沢~幽ノ沢 最終盤に差し掛かった2020年11月の紅葉シーズン。巨大なる天然岩の彫刻芸術『一ノ倉沢』へ晩秋の紅葉狩り。一ノ倉沢のモルゲンロートと幽ノ沢までの万華鏡の…

PHOTO TOUR

秋色に染まる雲上の大菩薩稜線

2022年10月8日

2020年10月 上日川峠~雷岩~大菩薩峠周遊 秋色に染まる大菩薩嶺。秋の星空と稜線美、そして初冠雪の富士山を求めて紅葉の奥秩父アーカイブ。 明確な山行目的 このサイトでは2019年の立ち上げから現在まで、北アルプスをは…

DIARY

四季を彩る野鳥たち(2019年秋~初冬)

2021年7月5日

Fairies of wing Japanese Birds of Wildlife in Autumn ~ Early Winter 2019. 季節感に溢れる自然豊かな日本。 季節によって巡る自然風景とともに野鳥たち…

DIARY

2019年10月 天体写真群馬遠征

2021年7月5日

天体撮影に関して、私は主に3月下旬から梅雨入り前までと、秋から1月くらいまでの大きく分けて2つの時期が活動期間となっています。もちろん出来ることならもっと撮りに行きたいのですが(特に夏の天の川シーズンは)、如何せん梅雨以…

山の共同写真展 dialogue 2024/11/20-24

SKYART EXHIBITION 2024 Early

aquila_sky_art

『The Rosette Nebula』(cropping) 

高橋製作所 ε-130D
Canon EOS6D(SEO-SP5)
Vixen SXD2
SVBONY SV165
QHYCCD QHY5L-ⅡM
ZWO EAF
PHD2
StellaImage 9
Photoshop CC
240秒×12枚(48分) ISO1600
Dark8、Flat75、Flat Dark16
2024年12月 千葉県いすみ市 

#天体写真
#astrophotography
デジタル写真展⑦ (Last Post) 『Winged S デジタル写真展⑦ (Last Post) 

『Winged Sun』 

Format : 28.0 × 79.5cm
Paper : Hahnemuhle Photo Rag 308 gsm
Printer : Canon imagePROGRAF PRO-G1
2020年8月撮影 2023年12月制作 

Fine Art Inkjet Pigment Print 

【展示キャプション】
― 神の御山、不動の霊山に風走る。
 ときは紅、大地の淀みは何処の空へ。
 影に浮かぶ朱の翼、幾千を灯さん黄昏とともに。― 

表題の『Winged Sun』は古代エジプト文明においてみられた太陽神ラー信仰と王権の象徴ホルスの翼をかけ合わせたと言われる『有翼日輪』から着想を得たもの。
“翼”は天空と地上を結ぶ架け橋の象徴であるが、この霊峰においてそれが出現したことは必然とさえ感じるのである。 

・ ・ ・ 

今回展示させていただいた作品に関して、もちろん現時点でできることはすべてやりきったと感じましたし、どの作品も妥協せず作品作りに勤しみました。作り手としてどの作品にも思い入れはありますし優劣などつけられるものではありませんが、そのなかでもこの立山の夕景の作品はもっとも今回のテーマを表現できた作品ではないかと個人的にはとても気に入っている作品です。
夕日に染まる山肌や稜線に絡むようなガスは一見して明快な山岳写真のそれですが、それだけではなく立山の山岳信仰的な側面も表現できたと感じています。さらには私が標榜する自然哲学や思想、輪廻、生の循環、そして量子力学領域にもおよぶものまで2次元の写真の中に包括的に封じ込むことが出来たのではないかと感じています。それはまるで立山が私を介してこの作品を作り上げたような、そう、撮影から現像、レタッチ、プリントに至るまでこの作品を生み出されることが決まっているかのような感覚を覚えるのです。
この日に立山に出現した翼を広げた“火の鳥”は大空を越えて深宇宙へと羽ばたき、次元や時間、空間を超えて全生命のなかに光を灯すことでしょう。 

開催中、天気が思わしくないなかでも足を運んでくださった皆様、そして都合や遠方で足を運べなかった皆様も、きっとまたいつの日か第2幕の『Transcendence of nature』にてお会いできることを楽しみにしています。 

-TenMa 

※今回の写真展にて展示した一部のプリント作品(オリジナル作品のみ)は準備が整い次第、当方のECサイト『アトリエ・シエルアール』にて作品証明書付きで販売予定です(額装込み)。ご希望の方はそちらからご相談いただくか、当アカウントにてご連絡いただければ幸いです。
https://atelier-cielart.stores.jp 

SKYART EXHIBITION
Transcendence of nature 2024 early
写真展『北アルプス須臾邂逅、巡る光』
2024年2月23日(金・祝)~25日(日)
〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-37-7 
GALLERY IRO [Room3] 

※写真展は終了しております。
デジタル写真展⑥ 

展示会をやってみようと考えたとき、折角の機会なので多くの写真家やフォトグラファーがやらないような特別なことを私なりにやってみようと思いました。
それは私自身が直接撮影に関わっていない写真(デジタルデータ)をお借りして、私が現像やレタッチ、そしてプリントまで手掛けた作品を同時に展示するという企画でした。自らが主催する個展において、他人様の作品を展示するなどもはや正気の沙汰ではないことは承知していましたが、逆に捉えれば個展なので何の束縛もなく自由に出来るとも言えますから思いきってやってみることにしました。
実は前々からこのようなことはやってみたいと考えていました。今まで私なりに積み上げてきた画像処理技術やプリント技術は他人様の作品においても昇華できるのか。撮影現場に居合わせたわけではない自分が果たしてどこまで素材の素晴らしさを引き出すことが出来るのか。これは私にとって大きな挑戦でもありました。 

①『移ろい』
撮影 : @masataro.co
現像&プリント : TenMa
残雪期の立山で撮影されたこの見事な作品はこの企画を思いついたきっかけとなった作品でもあります。悪天後でしょうか、夕暮れ時の奥大日岳と雲海の透明感。果たしてどうプリントすればこの美しさを表現できるだろうか。この写真を拝見したとき、すでにプリントまでどのようなプロセスを辿ろうかと思いを巡らせていました。
用紙はバライタ調であるハーネミューレのフォトラグバライタを使用して、より透明感を重視して仕上げました。最も難関だったホワイトバランスに関してはPSにてRGB各色のコントラストを私なりに分析して、妥当であろうと思われる着地点に落ち着かせました。
こちらの作品は極力オリジナルに寄せようと試みた作品です。 

②『奥穂から見るジャンダルム』
撮影 : @05daiki31
現像&プリント : TenMa
こちらの作品も夕暮れ時の光を見事に捉えた素晴らしい写真だと思いました。ジャンダルムを登りきった登山者たちが見た光、そしてこの作品の撮影者様が見た光、きっとそれぞれ違う光が見えていたのではなかろうか。
この作品はオリジナル画像よりも私のエッセンスを重視して仕上げました。手前の岩陵帯の暗部を落としつつ階調を残し、光と影のコントラストを強調しました。
私がこの企画をやりたかったもうひとつの理由は、写真というものがSNSというものによって“消費されるだけのもの”になっていると日々感じていたからです。こうしてプリントすることによってゼロイチのデジタルデータであったものが紙という“物体”として世に出現することになります。そしてそれは反射光によって鑑賞され、文字通り手に取ることが出来るようになることです。このゼロからイチを“生み出す”というプロセスを通ってきた作品はマウスのワンクリックや指先のタッチ操作ひとつで消去などできない重みがあります。 

この企画を出来たのは快く写真データをお貸しくださったお二人のおかげです。会期中にお二人とも実物を観てくださって、この仕上がった作品に対する撮影者としての本心のほどは私には推し量ることは出来ませんでしたが、きっと何かを感じていただいたのではないかと思っています。このような無謀な企画を快諾しデータをお貸しくださりありがとうございました。

SKYART EXHIBITION
Transcendence of nature 2024 early
写真展『北アルプス須臾邂逅、巡る光』
2024年2月23日(金・祝)~25日(日)
〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-37-7 
GALLERY IRO [Room3] 

※写真展は終了しております。
デジタル写真展⑤ 

①天体写真プリント参考展示
ネイチャーや山岳地帯での撮影とともに私が積極的に取り組んでいるのが天体撮影。もともと星の撮影に興味を持ったのは北アルプスで見上げた美しい星空に魅了されたことがきっかけで、まずは山岳星景から撮影し始めて、その後ポータブル赤道儀『SWAT200』を手に入れてからはカメラレンズを使用した星野写真、そして現在では本格的な赤道儀とタカハシのニュートン式反射望遠鏡『ε-130D』を使用するまでに至って、いわゆる天体写真(直焦点撮影)と呼ばれるジャンルにまで足を突っ込んでしまっています。
一般的にはまだまだ天体写真はニッチなジャンルであり、このような天体写真プリントというものを鑑賞する展示も稀であるため、今回は参考出展として反射望遠鏡で撮影した『さそり座アンタレス周辺(カラフルタウン)』と『いて座のスモールスタークラウド(バンビの横顔)』の2点を展示することにしました。山岳写真は言わばネイチャーフォトの一ジャンルですが、天体写真も考えようによっては究極のネイチャーフォトと言えるでしょう。少しでも天体写真の裾野が広がってくれればと常々思っていますが、その一助になればと今回展示させていただきました。 

②図録『Transcendence Of Nature BOOK 1』
今回の写真展の準備を進めるなかで、当初予定してはいなかったフォトブックのようなものを新たに制作しようというアイデアが浮かびました。それも単なるミニチュア版の作品集というよりも今回展示した作品の解説や、私が撮影や作品作りを行う上で基礎になっている思想や写真哲学、自然哲学、影響を受けた画家などに関するコラムを盛り込んだ“図録”のようなものを制作したら面白そうだと考えました。
それからは展示作品の制作の傍ら、その図録のための執筆活動を並行して進めました。最終的には55,000字を超えるボリュームとなり、使用した市販の自家製本キットの厚み限界の制限もあり一部をカットして完成に至りました。ほぼ同内容のものを予備も含め3冊制作しましたが製本自体の完成度はやはりコツを掴んだ3冊目が最も高いものとなっています。
現在は年内の完成を目指し、もう少し作品集寄りの春スナップを題材とした『BOOK 2』を制作中。

SKYART EXHIBITION
Transcendence of nature 2024 early
写真展『北アルプス須臾邂逅、巡る光』
2024年2月23日(金・祝)~25日(日)
〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-37-7 
GALLERY IRO [Room3] 

※写真展は終了しております。
デジタル写真展④ 『Indestructibleness(P デジタル写真展④ 

『Indestructibleness(Psychedelic)』 

Format : 32.9 × 48.3cm
Paper : Hahnemuhle Photo Rag 308 gsm
Printer : Canon imagePROGRAF PRO-G1
2019年9月撮影 2023年11月制作 

Fine Art Inkjet Pigment Print 

【展示キャプション】
穂高連峰と槍ヶ岳に挟まれた北アルプス南部の要衝の山、南岳の直下にある獅子鼻展望台付近にて撮影。
ここから大キレット越しに圧倒的な存在感を誇示しているのは穂高連峰の北の要塞、北穂高岳。その岩の牙城と滝谷のおぞましい様相は穂高連峰における景観のハイライトのひとつに他ならないだろう。 

いま我々が見ているこの世界はあくまで人間の目、網膜という組織を介して見た世界でしかない。いま見えている世界を疑って見ると、きっとまた違った見え方になるであろう。 

・ ・ ・ 

細部に渡ってより自然に魅せる。
私の写真プリントの信念、経験から導きだした私なりのプリントにおける基本姿勢や作品作りの拘り。普段は美しい自然が魅せてくれるものを純度高く表現するようなイメージを心掛けてプリントを仕上げています。
しかしこの作品では穂高連峰の要塞のようなゴツゴツとした荒々しい岩陵帯を誇張表現するためあえてドラスティックな画像処理を施し、プリントにおいても暗部の階調を重視しました。赤いはずの北穂小屋の屋根や青いはずの空が色相逆転し、岩陵帯はモノクロをブレンドし、難攻不落の城壁のようなイメージに仕上げました。
一見我々人間の目には違和感があるイメージングかもしれませんが、他の生物やフィルターを通して見方を変えたらこのように見えているかもしれません。
サブタイトルは敬愛するジミ・ヘンドリックスへのオマージュ。しかし私にとってこのような奇抜な表現は“幻視的”というよりは“何が正しい?”という哲学的な問いかけに近いものです。常識と言われ続けてきたものを多角的に捉え一度疑ってみる、これは勇気のいる視点かもしれませんが、実はそこに新たなる表現が眠っているかもしれません。 

SKYART EXHIBITION
Transcendence of nature 2024 early
写真展『北アルプス須臾邂逅、巡る光』
2024年2月23日(金・祝)~25日(日)
〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-37-7 
GALLERY IRO [Room3] 

※写真展は終了しております。

#穂高連峰
#山岳写真 
#写真展 
#北アルプス 
#写真プリント
デジタル写真展③ 『Tapete Luminis』 デジタル写真展③ 

『Tapete Luminis』 

Format : 32.9 × 48.3cm
Paper : Hahnemuhle Photo Rag Ultra Smooth 305 gsm
Printer : Canon imagePROGRAF PRO-G1
2019年9月撮影 2021年10月制作 

Fine Art Inkjet Pigment Print 

【展示キャプション】
― そこは清らかなり、
 それは無垢なり。
 この眩しさは来るべき新しき日の輝き。
 少しばかり冷たい空気を吸い込めば、
 胸いっぱいに広がる山のいろ。
 夏の終わり、
 刹那の朝。
 ビロードのカーペットに弾ける光。― 

・ ・ ・ 

このチングルマの作品は既出の『Sehnsucht』をモチーフとして制作したDMとは別バージョンのDMで使用したくらい私自身とても気に入っている作品です。プリント自体は2021年に制作したものでしたが、今回の写真展のテーマを “北アルプスを巡る光” と決めたときに真っ先にこの作品を採用したいと思いました。
撮影は晩夏の早朝、白馬大池周辺で行いました。朝露に濡れたチングルマの綿毛が朝日に照らされ、まるでビロードのカーペットが広がっているようでそれはそれはとても美しい光景でした。北アルプスでは日常的にこのような光景に出会えるのが大きな魅力ですが、それはおそらく山を歩いてきた登山者だからこそ気付ける、実は素朴なワンシーンなのかもしれません。
プリントで使用したハーネミューレのフォトラグウルトラスムースのざらつきの無い滑らかな表面と相まって優しい雰囲気に仕上がりましたし、岩陵帯をモチーフとした作品とは対極をなす作品と言えるでしょう。その後の作品制作において、花や山野草を題材としたものはこの用紙を好んで使うようになりました。
展示キャプションはこのときの白馬岳山行の下山後に纏めた『北アルプス讃歌』の一節を抜粋し、少し手を加えたもの。

SKYART EXHIBITION
Transcendence of nature 2024 early
写真展『北アルプス須臾邂逅、巡る光』
2024年2月23日(金・祝)~25日(日)
〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-37-7 
GALLERY IRO [Room3] 

※写真展は終了しております。
デジタル写真展② 『Passage Of Lighting デジタル写真展② 

『Passage Of Lighting Trails』 

Format : 30.0 × 65.5cm
Paper : Hahnemuhle Photo Rag 308 gsm
Printer : Canon imagePROGRAF PRO-G1
2019年9月撮影 2023年11月制作 

Fine Art Inkjet Pigment Print 

【展示キャプション】
北アルプスの山々を彩る光は、なにも自然が放つものだけではない。
登山者たちの荒々しい息遣いや熱い情熱、そして暗い登山道を照らすヘッドライトの光りもまた北アルプスを巡る光ではなかろうか。 

白馬岳山頂直下。

下界に見えるおぼろげな街明かりも、
消えゆく星々も。

山荘の窓から漏れる灯りも、
ヘッドライトの光跡も。

そして山を登る人々に宿った情熱も。

すべてが北アルプスを巡る光ではなかろうか。 

・ ・ ・ 

展示テーマが『巡る光』ということで今回それに見合った展示作品をセレクトしたわけですが、この作品はそのテーマにとてもマッチした作品ではなかったかと思っています。
山岳星景以外ではあえて狙って撮影することは少ないのですが、この撮影では山頂にてご来光を拝もうと未明から登る登山者たちの息遣いやヘッドライトの光跡を狙って前もって準備して臨みました。天候ばかりは狙えるものではなく自然が見せてくれるものに委ねるしかないのですが、この日は雲の多い気象状況でしたがこれはこれで良いものが撮れたのではないかと思っていて、個人的にもたいへん気に入っている作品のひとつです。
アスペクト比はこの作品にマッチさせるために特殊な比率にしていますが、最近では写真表現においてこのような自由があっても良いのではないかと思っています。作品自体がインパクトの強い印象ではないので額装はシンプルなものにして、鑑賞される方々が写真の世界に没入できるようなものを選びました。
この作品のプリプロダクションにおいて、この日この時間の山の空気感を見事に表現してくれた階調性豊かなハーネミューレのフォトラグの真骨頂を感じ、今回の展示のメイン用紙に決定しました。 

SKYART EXHIBITION
Transcendence of nature 2024 early
写真展『北アルプス須臾邂逅、巡る光』
2024年2月23日(金・祝)~25日(日)
〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-37-7 
GALLERY IRO [Room3] 

※写真展は終了しております。
デジタル写真展 ① 『Sehnsucht』 Forma デジタル写真展 ①

『Sehnsucht』 

Format : 28.0 × 79.5cm
Paper : Hahnemuhle Photo Rag 308 gsm
Printer : Canon imagePROGRAF PRO-G1
2016年5月撮影 2023年10月制作 

Fine Art Inkjet Pigment Print 

【展示キャプション】
燕岳から大天井岳へ向かう表銀座縦走路、蛙岩付近にて撮影。残雪に覆われた裏銀座稜線に沈みゆく夕日はその日、その時、そこにいた登山者たちへの北アルプスからの美しい贈り物。 

慕情と追憶のアーベントロート。
いつか、あの稜線へ。
いつかの、あの稜線。 

・ ・ ・ 

この作品が今回の写真展のコンセプトイメージとしての役割を担うことになりました。奇をてらわない実直でオーソドックスな写真なだけにプリント表現で差別化を図った作品としました。あえてパノラマにすることで裏銀座稜線の長大さ、雄大さを誇張演出しました。
写真展以前にフォトラグバライタで仕上げていましたが、今回の展示用のスムース系のマット紙であるフォトラグに紙を変えたときに色調を見直して新たにプリントしたもの。結果的にバライタ調によるハイライト部の微かなハレーション表現と引き換えに、シャドー部の豊かな階調表現を獲得できました。
額装は予算と理想のせめぎ合いでどの作品もギリギリまで悩みましたが、この作品は少しだけ装飾性の高いものを選択し、ダブルマットにすることで作品に奥行き感、立体感を持たせました。その辺りは実物鑑賞でないと伝わらない部分で、そこにこそデジタルによる仮想鑑賞ではない写真展の大きな意義のひとつではなかろうかと思います。
タイトルは「憧憬」といった意味合いのドイツ語で日本語的に発音すると「ゼンズフト」。普段聞きなれない言語による表題にすることで固定的なイメージを軽減させ、鑑賞者様それぞれの作品に対するイメージングの邪魔をしない効果を狙っています。 

SKYART EXHIBITION
Transcendence of nature 2024 early
写真展『北アルプス須臾邂逅、巡る光』
2024年2月23日(金・祝)~25日(日)
〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-37-7 
GALLERY IRO [Room3] 

※写真展は終了しております。
『Astrophotography Summary』 『Astrophotography Summary』
『うつつ』
2024年4月 御岳山クリップ
『OKU-TAKAO Clip ~The Other Side Of TAKAO~』 『OKU-TAKAO Clip ~The Other Side Of TAKAO~』
『The Other Side Of URA-TAKAO』 守るべきも 『The Other Side Of URA-TAKAO』

守るべきもの、
守られるべきもの。

2024年3月 撮影
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