お知らせ・イベント情報 (山の共同写真展『dialogue』開催)

Information

今回は今年2024年11月下旬に都内にて開催される予定のグループ展(筆者も参加)のお知らせです。

この度、僭越ながら筆者も出展させていただくことになった山の共同写真展『dialogue』の開催が決定いたしました。日程および開場時間は2024年11月20日(水)~24日(日)の5日間で13:00~19:00(最終日のみ17:00まで)となります。場所は東京都は台東区浅草橋にありますギャラリー『写真企画室ホトリ』様で行われます。
私自身いわゆる “グループ展” という形式での写真展に参加するのは初めてのことで、どのような展覧会になるのかとても楽しみにしています。

写真展に関しては2024年2月に東京都は吉祥寺にありますギャラリー『Gallery IRO』様にて開催した個展『北アルプス須臾邂逅、巡る光』以来のことで、年内はもう(というか当分)展覧イベントは行わない予定でいましたが、ひょんなことから今回の共同写真展の立案および主催者であるお二人、“心象スケッチ” こと大西慧さんと “単独行のまさ太郎” ことまさ太郎さんから直接オファーを頂き、もちろん断る理由もなかったことから出展させていただくことになりました。

山岳写真展「北アルプス須臾邂逅、巡る光」を終えて

このお二人はもちろんご存じの方も多いかと思いますが、今年2024年の6月に渋谷区恵比寿にあります『弘重ギャラリー』様にて開催された二人展『残象-after image』が大盛況だったことは記憶に新しいところです。

写真仲間でもある彼らの写真展ということで私も3日間ほど時間を作って現地にお伺いいたしましたが、来場者様から大きな反響をいただいたことを自分のように嬉しく思いましたし、今後の山の写真表現の新たな価値観を創生されたのではないかと感慨深い感情さえ覚えました。

お知らせ・イベント情報 (残象 -after image- Masashi NARITA / KEI Onishi 写真展)

※お二人を迎えて収録したその『残象-after image』を振り返るトーク(音声のみ)はこちらから↓

今回の共同写真展はいわゆる俗に言う “グループ展” とは少し趣が異なるかもしれません。というのも今回の出展者の6人は普段とくに “グループ” という枠組みの中で活動しているわけではありませんし、活動拠点も撮影趣向もバラバラな6人です。しかし先述した二人展『残象-after image』を通して出会い、または理解を深め、ここに集った6人です。山を愛し自然を愛し、自らの写真表現に挑み続け、模索しながら日々活動しているという点はこの6人の共通点ではないかと個人的には思っています。

今回の共同写真展『dialogue』出展者
〇海老原慶
〇TenMa
〇washio kenichi
〇細川明日香(いわぐるま)
〇大西慧
〇まさ太郎

とてもユニークで多彩な6人の出展者たちです。
各種フォトコンテストで入選・入賞されている凄腕の方、それこそプロのカメラマンとして活躍されている方、世界各国を旅してきた方、デジタル全盛と言われる昨今においてフィルム表現に拘って撮影されている方など、実績ある本当にバラエティに富んだ出展者の方々ばかりで、かと言って驕ることなく各々をリスペクトされている方々です。もちろん私も尊敬している方々でもあります。

そんな強者揃いの出展者の方々の作品のなかにおいて、じゃあ自分は何が出来るだろうか。共同展開催が決まってから出展者も揃いはじめて、実際の会期までのわずかな制作期間のなかで展示しても恥ずかしくない作品、いや私自身が満足できる作品が果たして仕上がるだろうかと不安を覚えることもありました。

実は今回の写真展にて出展する作品に関して、個人的には後にも先にも個展などではやらないようなことを実験的にやってみたいと考えました。今回は正統派の山岳写真家もいる、フィルム写真に拘る方もいる、周りに流されずに自らの審美感を追求する方もいる、つまりそのような写真を期待して会場に足を運んでくださる方にとってはたいへん満足できる作品群がきっと揃っているはずです。それならばひとりくらい全く異なる切り口の作品で表現しても許されるのではないか、というつまりは“共同展”という利点を存分に使わせていただこうということです。

写真展の表題は『dialogue』、つまり『対話』です。
そして6人それぞれが “つながり” をテーマに作品の選定および制作、撮影を行いました。
登山とは山との対話、自然との対話、出会った人たちとの対話、そして自らとの対話。その対話によって繋がったもの、繋がった思い、繋がった道。まさに文字通り6人それぞれの作品が繋がったこの共同写真展。つまり世の成り立ちはすべて “対話” し “繋がる” べきもの。

11月という時期は山はとっくに紅葉は終わり雪もまだまだ高山の一部に限られる時期。本格的な雪山、冬山に向けて準備にお忙しい方々も多いかと思いますが、主催のお二人からはこのイベントのためだけに用意した特別なものも準備されているとお聞きしております。この機会にぜひお誘いあわせの上、今回の共同写真展に足を運んでいただき今後の山への、写真への活力の一部として頂ければ幸いと存じます。お越しいただいた方々と出展者たちの直接のダイアローグ、そして出展作品とのダイアローグを通して新たなる繋がりが持てれば、これほど嬉しいことはございません。

皆様のご来場を心よりお待ちしております。

― 2024年10月 TenMa

 

出展者のリンクは以下になります。よろしくお願いいたします。
海老原慶 -ウェブサイト
washio kenichi -インスタグラム
細川明日香(いわぐるま) -インスタグラム
大西慧 -ウェブサイト
まさ太郎 -YAMAP

山の共同写真展『dialogue』

写真企画室ホトリ|旅と山、本と写真
〒111-0053
東京都台東区浅草橋5-2-10
Asakusabashi 5-2-10, Taitoku,Tokyo 111-0053
TEL/FAX 03-5809-3813
〈アクセス〉
JR総武線/浅草橋駅西口より徒歩4分
都営浅草線/浅草橋駅より徒歩6分
JR山手線・京浜東北線/秋葉原駅より徒歩10分
総武快速線/馬喰町駅より徒歩13分
山の共同写真展 dialogue 11/20(水)~11/24(日)|写真企画室ホトリ